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帰国、そして・・・・

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あったとしても、いわゆるミートソース(トマトベースの味)系の具を詰めたもで、形も三角・四角がほとんどでした。それがいわゆる日本人にとって のミートパイのイメージなんだと思います。ミートパイを思い浮かべる度に「あのボリュームたっぷりのUFO型のミートパイは向こうの食べ物で、日本にはな い食べ物なんだから」とそれなりに納得していましたが、時間と共に疑問に変わっていきました。「なぜ、ミートパイが日本にはないんだろう?」疑問というより不思議で仕方ありません。世界中から何でもかき集めてしまう豊食の日本なのにミートパイが無いなんて。

今のように、疑問があればネットでちゃちゃっと調べるような事はなかったですから、思い出す度いつも何かが引っかかったような、すっきりしない気分でいたものです。よくある話ですが、「ないんだったら自分で作ってしまえ」全てはここからはじまりました。もちろんミートパイを作る知識もなければ技術もあるわけがありません。あるのは、熱い情熱だけです。いきなりミートパイ屋というわけには行きません。これも無謀といえば無謀ですが、勢いで焼き立てパンのお店をはじめました。現実は朝早くから夜遅くまで日々の忙しさでミートパイどころではなく、試行錯誤を重ねようやく店に出せるようになるまで3年ぐらい掛かりました。当初から焼き立てを食べてもらいたいという強い思いがありましたから、パン屋と並行して車で焼きたての移動販売もはじめました。

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その後、初めの志であるミートパイの専門店を目指すためにパン屋はやめました。これが、東京・大阪を出し抜いて日本で初めてオーストラリアン・ミートパイの専門店が誕生した瞬間かもしれません。もちろん、今までに私以外にもミートパイ屋にチャレンジされた方がいらっしゃるかもしれません。もし、いらっしゃるにしても志半ばで挫折という結末ではなかったでしょうか。私自身が痛切に感じているところですが、知られていない食べ物を売るということは想像以上に大変なことです。

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